ドコモからソフトバンクへ乗り換え(MNP)を検討している人向けに、実際の手続き手順や乗り換えに必要なもの、初期費用などについて詳しく解説していきます。
また乗り換え(MNP)はタイミングによっては解約金がかかったり余計な費用が発生することもあるため、どのタイミングで乗り換えるべきかについても解説します。
auからソフトバンクに乗り換えたい人は下記記事を参考にしてみてください。

目次
1. ドコモからソフトバンクへ乗り換え(MNP)にかかる費用
最大で14,500円!
ドコモからソフトバンクへ乗り換え(MNP)をする場合は「ドコモに支払う手数料」と「ソフトバンクに支払う手数料」の2つの手数料があります。
ドコモに払うMNP転出手数料と解約金はドコモで加入しているプランによって金額が変わります。
■ドコモに払う手数料
- MNP転出手数:2,000円 or 3,000円
- 解約金:9,500円 or 1,000円
■ソフトバンクに支払う手数料
- 事務手数料:3,000円
ドコモのプランは2019年9月30日以前の旧プランと2019年10月1日以降の新プランでMNP転出手数料や解約金の金額が異なりますが、どちらも解約した月の月額料金支払い時に請求されます。
またソフトバンクに支払う事務手数料はソフトバンク契約後の初回請求月に月額料金に合算されて請求されます。
1-1. ドコモに支払うMNP転出手数料はいくら?
MNP転出手数料はドコモで現在どのプランに加入しているかによって手数料が変わってきます。
具体的にはドコモのベーシックパックやウルトラデータパックなど2019年9月30日まで加入できていた旧プランと、ギガホやギガライトなど2019年10月以降の新プランによって手数料が変わります。
■ドコモのMNP転出手数料
- 旧プラン(ベーシックパックなど):2,000円
- 新プラン(ギガホ、ギガライト):3,000円
現在旧プランに加入している人は2,000円、ギガホやギガライトに加入している人は3,000円の転出手数料がかかりますね。
ギガホ・ギガライトの方が転出手数料が高くなりますが、その代わり解約金が非常に安くすむので解約金がかかるのであれば新プランに移行してからソフトバンクに乗り換えるのがオススメです。
1-2. ドコモに支払う解約金や違約金はいくら?
解約金(違約金とも言います)は更新月以外にドコモを解約した時に発生する料金で、更新月であればかかりません。
更新月は契約後24〜26か月目の3か月間が該当し、例えば2020年10月にドコモで機種変更した場合の更新月は2022年10月〜12月の3か月間です。
この解約金もドコモで現在契約しているプランによって金額が異なります。
■ドコモの解約金
- 旧プラン(ベーシックプランなど):9,500円
- 新プラン(ギガホ・ギガライト):1,000円
現在旧プランに入っている人は更新月以外に乗り換え(MNP)すると解約金が9,500円かかりますが、新プランであれば解約金は1,000円で済みます。
もしドコモの旧プランを利用している人が更新月以外にソフトバンクへ乗り換え(MNP)をするのであれば、旧プランから新プランにプラン変更をしてから乗り換え(MNP)をするといいでしょう。
もちろん更新月に乗り換え(MNP)するのであれば、旧プランや新プラン問わず解約金はかかりません。
解約金と転出手数料は旧プラン・新プランどちらに加入しているかによって支払う金額が異なりますが、新プランの方がトータルでお得です。
- 旧プラン:11,500円(解約金9,500円+転出手数料2,000円)
- 新プラン:4,000円(解約金1,000円+転出手数料3,000円)
1-3. ソフトバンクに支払う事務手数料はいくら?
事務手数料はソフトバンクでどの機種、どのプランを契約しても一律3,000円かかります。
しかしソフトバンクの場合、契約するショップによっては事務手数料を負担してくれたりするケースもあります。
本記事でもご紹介しますが、ソフトバンクに乗り換え(MNP)をするなら初期費用をかけないためにもショップ選びが非常に重要になります。
2. ドコモからソフトバンクへ乗り換え(MNP)するベストなタイミング
更新月の月末!
ドコモからソフトバンクに乗り換えをするタイミングが重要なのは、冒頭でも触れたように解約金がかかる可能性があるいう点と解約した月の料金を余分に払う可能性があるという2つ理由があります。
結論から言えば、ドコモからソフトバンクへの乗り換え(MNP)は更新月の月末がベストなタイミングです。
■乗り換え(MNP)のタイミング
- 更新月:更新月だと解約金がかからないため
- 月末:解約した月のドコモの料金は日割りにならないため
ドコモの料金は日割りにならないので解約した日がいつでも、必ず1か月分の月額料金がかかります。
そのため余計な料金を支払わないためにも月末にソフトバンクへ乗り換えするのがオススメです。
2-1. ドコモの更新月の調べ方は?
更新月はドコモで新規契約をした月の24〜26か月目、もしくはドコモで機種変更してから24〜26か月目が該当します。
ただ自分がいつ契約したのか覚えていない人もいると思いますので、更新月は事前に調べておきましょう。
ドコモの更新月は電話かmydocomoから無料で簡単に調べることができます。
電話で更新月を調べる
■ドコモインフォメーションセンター
ドコモケータイから:151
ドコモケータイ以外から:0120-800-000
受付時間:9:00〜20:00(年中無休)
※通話料無料
mydocomoで更新月を調べる
■mydocomo
- mydocomoにログインする
- 「契約内容・手続き」を選択
- 「全てのご契約内容を確認」を選択
- 料金プランの項目に更新月が記載されています
どちらも数分で調べることができるので、事前に確認しておきましょう。
その更新月の期間中にソフトバンクへ乗り換えすれば解約金はかかりません。
2-2. ドコモの料金は日割りにならないので月末に乗り換える
ドコモを解約した月の月額料金は日割りにはならないので、いつ解約しても1か月分の月額料金がかかります。
例えば10月1日に乗り換えしても、10月31日に乗り換えしても請求金額は同じです。
10月1日に乗り換えした場合はドコモの10月分の月額料金満額とソフトバンクの10月2日以降の月額料金がかかるため支払う金額が通常の2倍かかることになります。
そのためドコモからソフトバンクに乗り換えをするのであればなるべく10月31日でドコモからソフトバンクに切り替えられるようにしておくといいですよね。
月末にドコモからソフトバンクへ切り替えを完了させるということが必要です。
例えば10月末にソフトバンクに申し込んでも、切り替えが11月になってしまうと11月1か月分ドコモの料金がかかりますので注意しましょう。
3. ドコモからソフトバンクへ乗り換え(MNP)に必要なもの
事前に準備しておこう!
ドコモからソフトバンクへ乗り換える場合は、ソフトバンクで契約手続きが必要です。
機種変更と違い、乗り換え(MNP)は提出する書類などもありますので、事前に準備しておきましょう。
■乗り換えに必要なもの
- MNP予約番号
- 本人確認書類
- クレカ or 口座番号
- 印鑑(店舗で契約する場合のみ)
間違いやすい点や不備になってしまう点などもまとめて見ますので、ぜひチェックして見てください。
3-1. MNP予約番号を発行する
MNP予約番号はドコモで利用していた電話番号をソフトバンクでも引き継いで利用するための利用券のようなイメージです。
ドコモでMNP予約番号を取得して、乗り換え(MNP)契約時にソフトバンクへその予約番号を伝えることになります。
■MNP予約受付センター
ドコモケータイから:151
一般電話から:0120-800-000
※9時〜20時まで(年中無休)
MNP予約番号には取得日から15日間という有効期限があり、この有効期間中にソフトバンクで契約完了させる必要があるため、ソフトバンクで申し込む直前に取得するのがオススメです。
3-2. 本人確認書類を準備する
本人確認書類はソフトバンクショップや家電量販店であれば原本、ソフトバンクオンラインショップやWEB販売サイトで契約するのであればスマホのカメラで撮影した画像で準備する必要があります。
どこのショップで契約しても必要な本人確認書類は同じで、下記の中から1つ用意することになります。
■本人確認書類の種類
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 身体障がい者手帳 or 療育手帳 or 精神障がい者福祉手帳
- 健康保険証+補助書類
- 住民基本台帳カード+補助書類
健康保険証や住民基本台帳カードは顔写真がないため、補助書類も必要になります。
補助書類は「3か月以内に発行した住民票」「公共料金の請求書か領収書」「官公庁発行書類」のいずれか準備しましょう。
健康保険証や住民基本台帳カードに記載された住所と補助書類に記載された住所は同一のものである必要がありますので注意しましょう。
3-3. クレジットカード番号か口座番号を準備する
ソフトバンクの支払いはクレカ払い、口座振替のどちらか選ぶことができますので、支払い方法に応じてクレカ番号か口座振替用の口座番号を用意しておきましょう。
なお振り込み用紙によるコンビニ払いには対応していませんので注意しましょう。
3-4. ソフトバンクショップや家電量販店なら印鑑も必要
ソフトバンクショップや家電量販店、町の携帯ショップなど、店員さんと対面して契約をするショップの場合は契約書の記入が必要になりますので印鑑も必要です。
印鑑は銀行印などであれば問題ありませんがシャチハタの印鑑では受付できないので注意しましょう。
なおソフトバンクオンラインショップやWEB販売サイトなどのオンライン契約であれば印鑑は必要ありません。
4. ドコモからソフトバンクへ乗り換え(MNP)する契約の流れ
ショップとWEBで違う!
ドコモからソフトバンクへ乗り換えする手続きの流れは店舗などショップで契約する場合とWEBで契約する場合で若干異なります。
どちらもメリット・デメリットがありますがそれぞれ流れを解説します。
4-1. ショップ(店舗)でドコモからソフトバンクに乗り換える流れ
ソフトバンクショップや家電量販店などの対面式の店舗で契約をする場合は当日中に手続きが完了するので、今すぐ乗り換えたいという人にはオススメです。
■メリット
- 当日中に手続きが完了する(3,4時間程度)
■デメリット
- キャンペーンなどは控えめ
- 待ち時間が長い
- 不要なオプション加入など勧められる
反面、キャンペーンが控えめだったり待ち時間が長いなどのデメリットもあります。
まずはショップに行く前に必要書類など準備しましょう。
■準備するもの
- 本人確認書類
- クレジットカード or 銀行口座
- 印鑑
MNP予約番号はショップに行ってから電話して取得することができますので、準備しなくても大丈夫です。
なお本人確認書類に不備があると手続きができず再来店になることもありますので注意しましょう。
最寄りのソフトバンクショップや家電量販店に行きます。
どこのショップでもキャンペーンや契約できるプラン・取扱機種、契約方法などは全く同じなので最寄りのショップに行きましょう。
店員さんに「ドコモからソフトバンクに乗り換えたい」と伝えて本人確認書類を渡せば店員さんがコピーして返却してくれます。
またMNP予約番号を持っているか聞かれますので、持っていなければ店員さんが電話をかけてくれるのでその場で取得することができます。
必要なものが全部揃ったら、店員さんに教えてもらいながら契約書を記入していきます。
契約書を記入した後に店員さんがソフトバンクに登録してくれます。
問題なく登録ができたら、その場で新しいソフトバンクのスマホを渡してくれますので、ドコモからソフトバンクに切り替えをしましょう。
切り替えはソフトバンクの切り替え窓口に電話をするだけですので2,3分で切り替えが完了します。
ソフトバンクショップで契約手続きをするときは料金は一切かかりません。
事務手数料は初回の料金支払い時に月額料金に加算されて請求されます。
ソフトバンクに切り替えが完了するとドコモの契約は自動的に解約になります。
このタイミングがドコモの解約日でソフトバンクの契約日になります。
なおショップの場合は待ち時間が長いため、長いときは来店から完了まで3,4時間くらいかかることもあります。
4-2. WEBでドコモからソフトバンクに乗り換える流れ
ソフトバンクオンラインショップやWEBの販売サイトで乗り換え(MNP)する場合は、手続きまで3日ほど時間はかかりますが、WEB限定のキャンペーンなどを実施しているのでお得に乗り換えたい人にはオススメです。
■メリット
- WEB限定のキャンペーンを実施している
- 24時間受付可能
- 自分のペースで手続きできる
■デメリット
- 手続き完了まで3日程度かかる
ドコモからソフトバンクへ乗り換え(MNP)できるWEBサイトは様々ありますが、一番有名なのはソフトバンクオンラインショップですよね。
どこのWEBサイトで契約をしても手続きの流れ自体はほぼ同じですが、WEB限定のキャンペーンがWEBサイトごとに異なるので、条件の良いショップで契約するといいでしょう。
WEBで申し込みする前に事前準備をしておきましょう。
ショップと違い契約書を記入する必要はないので印鑑も準備する必要はありません。
■準備するもの
- MNP予約番号
- 本人確認書類
- クレジットカード or 銀行口座
MNP予約番号には発行日から15日間という有効期限がありますので、申し込みの直前に取得しておくといいでしょう。
WEBサイトから希望機種を選んで申し込みをします。
申し込み時に希望のプランやMNP予約番号、住所や氏名など契約者情報を入力します。
またWEBサイトによっては電話やメールで案内を受けながら一緒に手続きができるサイトもあるので初心者でも簡単に手続きが可能です。
WEBサイトで申し込みすると、ソフトバンクからメールが送られてきますので、メールに記載されたURLから契約内容の確認と本人確認書類のアップロード、支払い情報の入力をします。
アップロードはスマホのカメラロールに入っている画像を選ぶだけですので簡単です。
契約内容の確認と本人確認書類のアップロードが完了したら、2日程度で自宅に新しい端末が到着します。
スマホは本人限定受取りになっているので、手続きした人が必ず受け取る必要がありますので注意しましょう。
端末を受け取ったら、ドコモからソフトバンクに切り替える作業を実施します。
これは端末に同封されているソフトバンクの切り替え窓口の電話番号にドコモのスマホから電話をかけるだけです。
切り替えが完了すると、自動的にドコモが解約されソフトバンクの利用が開始されます。
ちなみに申し込みから完了まで最短で3日程度かかります。
MNP予約番号の有効期限15日間はMNP予約番号発行から手続き完了までを15日以内に実施することが必要です。
5. ドコモからソフトバンクへお得に乗り換え(MNP)する方法
ショップ選びが重要!
ソフトバンクの特にWEBではショップ限定のキャンペーンを盛んに実施しています。
例えば事務手数料3,000円が無料になるとか、キャッシュバックとして20,000円もらえるなど様々なキャンペーンを実施していますので、お得に契約するのであればショップ選びは非常に重要です。
これから初めてWEBで乗り換えの手続きをしたい人はソフトバンクオンラインショップのように一人で全ての手続きをするようなサイトではなく、ショップと同じように担当者と一緒に手続きができるサイトがオススメです。
その中でもWEB販売サイトの最大手「スマホ乗り換え.com」ではキャッシュバックが20,000円もらえるだけでなく、一人一人に専任の担当者がつき、手取り足取り手続きをサポートしてくれるので安心です。
また総務省登録済みサイトでもありますので初心者はまず一度問い合わせしてみるといいでしょう。
スマホ乗り換え.comの詳しい解説は下記記事をご覧ください。


6. ドコモからソフトバンクへの乗り換えについてよくある質問
ドコモからソフトバンクに乗り換えるメリットはある?
ソフトバンクに乗り換えると動画SNS使い放題のプランで契約することができるというのはメリットです。
youtubeやTwitter、Facebookなどをよく利用する人はソフトバンクのプランが圧倒的に優れています。
動画SNS使い放題プランの詳細は下記記事をご確認ください。


ドコモからソフトバンクに乗り換えてデメリットはある?
ほとんどデメリットはありませんが、dポイントが貯まりにくくなるというのはデメリットかと思います。
ドコモではスマホの料金に対してdポイントで支払ったり貯めたりすることができますが、ソフトバンクの料金の支払いにdポイントは使えないですし、貯まりません。
ただdポイントやdアカウント自体が乗り換え(MNP)することによって失効することはありません。
ドコモからソフトバンクに端末そのままで乗り換えはできる?
できます。
ただ、ドコモでSIMロック解除することが必要ですし、ソフトバンクでSIMのみ契約する場合はソフトバンクショップへの来店が必須になります。
ドコモからソフトバンクへ乗り換え時に名義変更はできる?
できます。
しかし乗り換え契約時に名義変更はできませんので、乗り換え手続きが完了した後にソフトバンクショップに来店して名義変更をする必要があります。
7. ドコモからソフトバンクに乗り換える方法まとめ
ドコモからソフトバンクに乗り換え(MNP)する方法を下記にまとめました。
- 初期費用を抑えたいならギガホ・ギガライトにプラン変更してから乗り換える!
- 本人確認書類は事前にしっかり準備する!
- MNP予約番号は15日間の有効期限があるので直前に取得する!
- ソフトバンクへ乗り換えなら、WEB限定キャンペーンを利用するのがお得!
ドコモからソフトバンクに乗り換えをすると初期費用などがかかってきます。
しかしソフトバンクであればその初期費用をキャンペーンなどで実質無料にすることもできますので、初期費用を抑えたいのであればWEBの販売サイトで契約するのがオススメです。